「サマプロ©2014」’s blog

夏のインターンシップ‐サマープログラムin上海万谷建築設計8/10(日)~9/7(日)

はじめまして!/Shota Minakawa

はじめまして筑波大学大学院の皆川将太です。

本年度のサマプロに参加させて頂く事になり今からとても楽しみです!

ブログは初めてなので書きながら慣れていこうと思います。笑

 

 

今回は軽い自己紹介サマプロへの抱負について書かせていただきます! 

名前:皆川将太(ミナカワ ショウタ)

出身:秋田県仙北郡美郷町

特技:お絵描き、ものづくり、習字、ソフトテニス、水泳、アルトホルン、スキー、スノーボード、

          カラオケ(女声)、セルフヘアカット(両利き)、幽体離脱、徹夜、やる気etc...

 

親戚を含め、自分は学校の先生一家の家系に生まれました。昔から手を動かす事が大好きで、高校生くらいまでは小学校の先生になって図工の楽しさを教えたいとも思っていましたが、自分でもっとものづくりがしたくなり、建築の道へと進みました。広くいろいろな事にチャレンジしてきました。少々マイナーな特技も混ざっていますが(笑)

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↑は大学4年次に誕生日のサプライズをしてもらった時の写真です。笑

 

自分は秋田県出身で、学部時代は秋田県立大学で建築の歴史を専攻する研究室に所属していました。

「建築史を通し、そこにはどんな問題が存在し、それをどう理解していきたいのか?」

歴史には終わりがなく、それまで積み重ねられてきた過去の情報に対し、

「如何に批判的に新たな視点をもって見る事ができるか?」

この批判的な視点を持ちながら、今の世の中を見ていく事で、沢山の発見、様々な問題意識が生まれ、それらに対する新たなアプローチをしていく事が今後の自分の糧になるという事を学びました。この経験は一生物だと思っています。 

 

大学院ではより建築デザインを中心に学びたいと思い筑波に来ました。みんな本当に個性的な人が多く、同期をはじめ、先輩や後輩、先生方など沢山の方に支えられている事に日々感謝です(^^)

 

 

 

サマプロへの抱負

実はサマプロへは昨年も応募させて頂き、今回で2回目の挑戦でした。リベンジ達成です!笑

そして学部時代の大先輩でもある安部井さんが勤めているので再会するのが凄く楽しみです!

今年もサマプロに挑戦しようと思った理由は以下の2点になります。

・自分の中の建築設計に対する考え方がはっきりしてきたという事

・日本にはない建築の可能性が中国にはあるのではないかという関心を強く持ったという事

  

皆さんはロバート・ヴェンチューリという建築家をご存知でしょうか?

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モダニズム建築を批判し、ポストモダニズムの先駆者として知られています。ハイカルチャーからポップカルチャーへの以降にいち早く気付いた先駆的な視点から、建築の「記号性」に注目した事で有名です。そして「形は機能に従う」というモダニズムの機能主義に対し新たな見方を提示しました。

何が言いたいのかというと、これからの現代建築のあり方はどうあるべきなのかという事です。情報化社会という名の転換期を迎えている現代だからこそ既存の枠組みに捕われない新たな視点を持つべきだと常に考えています。

 

最近はっきりしてきた自分の建築設計に対する考え方は

世の中の未だ着目されていない様々な要素を意識し、それらを空間に落とし込む

というものです。やや抽象的ですがこんなイメージです。 

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中国の建築の勢いにはいつも圧倒されます。そしてエネルギーに満ちあふれ、既存の枠組みに捕われない発想から生まれる数々の大きなプロジェクトに魅力を感じています。

今回のサマプロを通して中国の建築に対する新たな可能性を探りながら、自分にとって肥やしになり得る経験が出来るよう頑張りたいと思います!こんなちょっと変わった人間ですが約1ヶ月間よろしくお願いします!

 

次回は事前課題の「身近なコンバージョン建築」について書きたいと思います!

事前课题:改造建筑 / Tan Siew Poh

自我介绍

大家好!很开心有机会可以参加サマプロ2014。非常谢谢给予了我这次机会!

这将会是我第一回记事,自我介绍的资料和改造建筑研究课题。

 

 

Tan Siew Poh     陈晓宝

2010 – 2013    马来西亚柔佛州工艺大学,建筑科学学士。

现在是一位自由职业者。

完成大学论文之后,正当等待正式的毕业典礼,我参加了不少的活动,其中包括非常怀念的国际研讨会和比赛在日本北九州市立大学。那也是我第一次独自出国旅游,认识了很多不同国家,文化背景的朋友。

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International Workshop and Conference in University of Kitakyushu的活动合照

 

除此之外,热爱旅行,所以到了不同的国家,如Cambodia,Indonesia和Singapore认识当地的建筑,生活风情和文化。

 

距离サマプロ©2014还有2天,很期待与大家在上海见面!

 

出生地简介

 

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乔治市 (George Town) 是马来西亚槟城州 (Pulau Pinang) 的首府,也是马来西亚第二大城市,以英国国王乔治三世命名。乔治市位于槟岛东北部,马来半岛西北侧。位于马六甲海峡的整个槟城被槟城海峡分成两部分:槟岛和威省。乔治市在2008年7月7日正式和马六甲市一起登录世界文化遗产名录。乔治市拥有马来西亚最多的战前建筑物,占了全马来西亚的三分一。

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乔治市 town scape

在这项改造建筑的课题里,我选择了马车房 Muntri Mews为研究建筑。这座小型的马车房就位于我的故乡,也是我如今身处的环境里,乔治市 George Town。

 

01 - 马车房 Muntri Mews 概要

 

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现在的马车房是一座两层楼高,L型式古建筑。在19世纪后期的时候, 这古建筑曾经是一座半木造/半砖定制的马厩(Mews)。Mews是英国的主要用原词用于描述一排马厩,通常底层部分是车厢或马车收藏处,楼上部分则是司机和工人的宿舍。后来,在20世纪初,由于汽车被引入国内,马厩就改为了车库,一些最早的motorcars曾经收藏在此处。在Christopher Ong收购这破旧不堪的马车房之前,几十年来成为住户的杂物收藏区。如今是Boutique Hotel,拥有9间套房和一间咖啡厅。原本的结构和重要建筑细节都保留,只有少许的部分,比如底层的门窗都替代和改换。

地理位置

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马车房 (Muntri Mews) 位于南华医院街 (Muntri Street) ,在乔治市世界文化遗产的缓冲区。

 

02 - 项目基本数据

 

名称:Muntri Mews马车房

地点:南华医院街Muntri Street

完成年份:2012

设计单位/公司:Architek LLA Sdn Bhd

用地面积:430m2

占地面积: 220 m2

总建筑面积:450 m2

建筑密度/覆盖率:51%

绿化覆盖率:11%

层高:3米

停车数量:0(由于建筑物位于乔治市的缓冲区, 停车区是公用的,而且这项计划的目标用户是旅客,所以是不必在建筑物范围内和外准备停车区。)

 

03 - 设计手法的分析

 

1.考量周遭环境和现有建筑。

这马车房的设计考量不破坏原有的结构和建筑形式,保留了车房旁边原有的长形小巷。除此之外,这建筑不破坏整体感,也不超过隔壁的华人街屋的高度,消除突兀感,而让此建筑依旧设计为两层楼高。原本入口处的神社也保留了下来。

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看法:由于当地政府的管制和条规,以根据世界文化遗产的条列,很多位于槟城的古建筑物必须符合条规,比如要在古建筑上多盖一层,设计手法明显和产生突兀感是不被允许的。所以,很多古建筑都以保守的设计形式来修复和改造,这样改造的建筑不会破坏整体感。

 

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2.排除基地的限制。

此建筑本身位于小巷弄内,以门面面向小巷弄,左右两旁皆是2层楼高的华人街屋。所以,此基地为一个狭长的空间。由于左右两旁的华人街屋都比较高,而原本狭长的空间也会因此而里内空间会有光线不均的状况。然而这建筑师并没有扩展建筑物,而保持原有的L-型式,将小巷弄分割为三部分,首个部分是脚踏车的停车位,中间的部分就设为自然景观区,而第三个部分靠近马车房则是走廊,这巧妙地引进光线,让低楼的空间也会有足够的光线引进,并且低楼房间的住客也有机会享受自然。低楼的空间也有机会享有自然景观。

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咖啡厅的走廊,自然景观区,脚踏车的停车位

 

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在咖啡厅所看到的景观

 

3.纯朴的素材和外观

原有的主体构造保留,以红砖为主体构造,给人坚固之安全感。其余的构造就以简单自然的木材为门窗,栏杆,屋顶构造等等。由于高度比隔壁的街屋矮,所以厚实的共用墙可以阻绝东和西边的阳光,降低室温以节省资源。

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色彩搭配:Grey, Brown Black, White, Green

木门窗都采用深棕/黑色系列,以深色来衬托出白色墙壁,只有细部的柱檐口和横梁采用了灰色。简单朴实的色彩没有突兀感,不破坏整体感。

而绿色是指自然庭院的色彩,让稳重朴素的马车房增添了不少色彩。

 

4.强调引进自然

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马来西亚的天气四季如夏,虽然没有四季变化的自然美景,可是这马车房把剩余的基地设计成一个绿色庭院,让客人可以享受自然。

 

04 - 业态类别的分析

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Muntri Mews 马车房的位置属于商业业态区域,只有其中两间建筑是华人庙宇和有间小学。由于乔治市是槟州首府,也是许多历史性建筑物及文化遗迹所在地,所以这马车房修复改成酒店和咖啡厅,以配合现今游客的所需。如果可以有机会居住在其中一间Heritage Hotel,然后步行或骑脚踏车去各个旅游景点,尝试当地的美食,认识乔治市的历史和文化。假如,这家马车房不加以修复,或改变业态形式,那这间建筑物就会慢慢地破旧,久而久之就会荡然无存了。

所以,从马车房改变成酒店和咖啡厅,也算是给这座建筑物一种全新的生命。

 

05 - 室内面积分析

咖啡厅:30m2

楼下房间:27 m2

楼上房间:37 m2

厨房面积:6 m2

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低楼平面图

马车房低楼大约三等分,前一部分是咖啡厅,后两等分部分是房间,楼梯和接待处。房间的比列大约相同,占用2个原本马车房子。咖啡厅属于公共场所形式,所以是在建筑物的最前端,靠近马路。房间比较私密形式,所以用一扇铁门分隔咖啡厅。原本低楼是收集马车,现在功能改为咖啡厅和房间。

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一楼平面图

马车房一楼的原本功能是生活区,所以改变之后,室内功能没任何大改变。走廊和楼梯依然保留和修复。总共有5个房间,占用3个原本司机和看护马匹的生活区。

 

06 - 动线的分析

由于建筑物的形式简单,所以人流,消防动线都直接,清晰。中间部分有个楼梯以让住客使用。

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除非是酒店顾客,那就只可停留在咖啡厅,不能进入酒店的范围内。

 

07-照明的分析

 

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房间的灯光设计

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咖啡厅的灯光设计

长方形的基地,L-型式的建筑,剩余的空间成了自然庭院,成功和巧妙地引进光线进入室内。可是,室内的咖啡厅还是需要几个小电灯照亮室内,也许是因为室外的遮阳棚阻挡了阳光照进室内。

 

08 – 建筑材料的分析

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构造材料

从建筑的门面来看,原有的砖柱构造都保留,只需加以修复。损坏的木柱会被替换。原本的栏杆铁网生锈了,都以木材栏杆替换。所用的新材料可以说都是木材,向往自然。

门窗材料

楼下的铁门都已经很残旧,而且生锈了,所以都换上了墙壁和木门窗。至于楼上楼下的房间外墙有细部设计,有如横木板一层一层地叠上去。只有咖啡厅的部分使用木框玻璃门。

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地板材料

楼下的地板都装上了全新瓷砖,而楼上的则用回原本的木板材料。

 

09 - 结论

对于改造建筑,很多人应该会有不同的看法,而我觉得改造建筑,除了重新让那旧建筑拥有了全新外貌,也算是给了它一个新生命,让人们再次有机会享用那个空间。除此之外,人们也许会被那改造的新建筑勾起了回忆。原本的建筑结构比起重新建造一个全新的建筑物节省了更多的资源和能量。

 

马车房 Muntri Mews 的官方网站    Link: http://www.muntrimews.com/

 

課題『身近なコンバージョンプロジェクトのリサーチ』/山本麗奈

 

身近なコンバージョンプロジェクトのリサーチ

        「3331 Arts Chiyoda」

 

□計画の概要

「3331 Arts Chiyoda」は、東京都千代田区の廃校となった旧練成中学校を再活用し、2010 年6月にオープンしたアートセンター。

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1階

本格的な展覧会を行うギャラリーやコミュニティスペース、レクチャーやイベントを行うラウンジの他、ショップ、カフェといった美術館と同様な機能が連続。

 

2、3 階

活動スペースが並び、国内外のさまざまなアーティストやクリエーター、ギャラリストたちが制作を行うアトリエやオフィス、展示を行うギャラリーとして幅広く利用。

 

体育館

多目的スペースとしてダンス公演やイベントに利用。

 

地階

アーティスト育成を目指したスクールを開校、屋上グラウンドには菜園が設置されて地域住民たちに貸し出し。

 

 

「3331」の由来

「江戸一本締め」をご存知ですか?

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江戸一本締めは、おめでたい席で感謝の意を表す風習として、古く江戸時代から受け継がれてきた手締めの文化。

 

かけ声の「イヨーオ」は、「祝う・祝おう」が語源といわれ、さらに「シャン・シャン・シャン」と三回打つことが三回で合わせて九(苦)となり、最後に「シャン」と一回打つことで苦を払い、「九」に一画加えて「丸」になるとされている。

 

「3331」のマークは、そのリズムを数字で表したものです。

 

 

□分布図(周辺分析)

旧練成中学校は、秋葉原に隣接する地域に位置している。

周りは、オフィスビルが立ち並んでおり、秋葉原らしい電気ショップやフィギアショップやメイド喫茶などが多い。

 

よって、非常に狭隘な校地に建てられており、建物の屋上をグラウンドとして利用していたり、体育館が校舎内部にあって周囲を教室が取り巻いていたり、各機能が立体的に組み合わされた都市的な特徴を持つ校舎。

 

 

□プロジェクト基本データ

名称:3331 Arts Chiyoda

竣工年:1期工事 2009年11月〜2010年2月

    2期工事 2010年4月〜6月

プロジェクト総括ディレクター:中村政人(コマンドA)

プロジェクトマネージャー:清水義次(アフタヌーンソサエティ)

設計事務所:佐藤慎也+メジロスタジオ

デベロッパー:斎藤工業

敷地面積:3,495.58㎡

建築面積:2,086.48㎡

延べ床面積:7,239.91㎡

建ぺい率:60%

容積率:200%

構造:RC造 一部鉄骨造

 

□写真

Befor

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当時、公園の左側の一角が学校のプール、技術家庭科室は地下にありました。

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左から/現ウッドデッキ部分。半地下のため幅約2.500mmのドライエリアが開いており、公園と校舎はフェンスで仕切られていた。/現コミュニティスペース。間仕切り壁、公園側の腰壁を撤去し、開放的なワンルームに変換。撤去した壁量は、ギャラリー空間に耐震壁を増設することでまかなう。/エントランス/元調理室。現ラウンジ。換気フードは撤去し、形跡やダクトはそのまま残している。

 

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After

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内装

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下駄箱が地域の活動やアーティストのパンフレット入れに再利用

 

 

□設計手法分析

南側に隣接する練成公園が同時に再整備されるにあたり、地元住民を中心とした協議会に加わり、中心に立つクスノキの巨木を象徴的に残した開放的な明るい公園を提案する。

 

改修前

中学校の昇降口が東側道路に面し、校舎の裏側と公園はフェンスが隣り合っていた。

 

そこで、裏を表にして再計画するために、構造軀体を移設してコミュニケーションスペースやギャラリーへの通路を確保。

 

公園へ向けた巨大な開口部を設けることで、内部から外部へと連続する計画を実現する。

 

それにより、このアートセンターが人々とアートを結びつける場所として有効に機能しています。

 

 

□MD分析(業体)

改修は PPP(Public Private Partnership)方式により進められた。

 

そのため、実施設計・監理、改修工事を運営団体が中心となって進めることができ、ソフトとハードが一体となった計画を実現することができた。

 

プロポーザル時の大きな与件として、隣接する練成公園が同時に再整備される。

 

そのため、これまでは校舎の背後に無関係に位置していた公園からのアプローチが要求されました。

 

そして、公園側からのエントランスに関するバリアフリー対策、エレベータ設置、空調などの施設インフラ改修、法律への適合といった工事費を区が負担した。

 

不足分とそれ以外の改修についてはコマンドAが負担した。

 

PPP方式であったことにより、コマンドAは千代田区から施設を借り受けているが、改修計画の時点から運営内容と合致したハードを整備することができる。

 

そのため、アーティスト・イニシアティブによる活動を内包したアートセンターを理想的に実現することができました。

 

 

□通路寸法分析(天井高さ)

4m

階数:地下1階 地上4階

最高高さ:17.4m

 

 

□動線分析

限られた予算を全体としてのわかりやすい価値を取得するため、主な操作は1階に集約。

 

大きなウッドデッキにより隣地に接続させ、公園と一体的に利用できる。

 

また耐力壁を解体・再配置することで自由度の高い流動的空間を確保した。

 

これにより、展示動線を必要とする美術館の機能を満たしている。

 

 

□照明分析(意匠)

照明器具などの設備も、補修するように極力既存を再配置して利用。

 

 

□素材分析(外装、公共部内装、ランドスケープ) 

建築的な作法を極力避け、アーティストが運営する施設にふさわしい性能を確保することを主眼に置き、活動に応じた極端な改修方法を採用している。

 

本格的な展示会を行うギャラリーでは、完全なホワイトキューブと呼ぶべき徹底した改修を行う。

 

一方で、国内外のアーティストやクリエーターの活動を支援する活動スペースでは、学校が持っていた記憶をそのまま残した最小限の改修に留めている。

 

それらは、空間を視覚的にデザインすることとは異なり、表面に必ずしも現れないストラクチャーをデザインすることを目指したもので、場所と呼ぶべき抽象的なものをデザインする作業でした。

 

そして、カフェや活動スペースのインテリアデザインは各利用者に委ねられ、さまざまな建築家やインテリアデザイナーが参画し、多様な空間をつくり出している。

 

 

□現在の企画

・展覧会

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・千代田芸術祭

千代田芸術祭とは、表現やものづくりの発信拠点である 3331 Arts Chiyoda を舞台に毎年行われている参加型の芸術祭。未だ見ぬ表現が立ちあらわれる現場を目の当たりにできる場として、2010年よりスタートした。
美術、工芸、写真、映像、身体表現、ロック/ポップスからサウンド・パフォーマンスまでの音を使った表現、さらには独自のセレクトや手仕事で勝負するマーケットまで、既存のジャンルやルールにとらわれない“今”を表現する人々が、本芸術祭の主役。

 

・イベント、WS

3331熱中教室、子展、FUTURE SHORTS ショートフィルム映画祭といった活動が行われている。

 

 

□感想

今回、調査してみて見た目は学校のままで懐かしさを感じながらも、中は各教室がアーティストの方の展示や事務所として活用され、近所の会社員や住民の人々の憩いの場所へと使われていてとてもいい空間だと感じました。

 

また、誰でも無料で利用できるフリースペースも充実しており、お昼時には近隣にお勤めの方々やベビーカーを押すお母さんたちで賑わい、夕方には宿題をする子供たちの姿も見られます。

 

アートに興味を持つ人のみならず、誰でも気軽に利用できるのが3331 Arts Chiyodaの特徴で、第一線で活躍するアーティストやクリエイターから、地域の子どもたちまでが集い、日常的に創造力を育む文化的活動に触れることができます。

 

東京だけでなく、日本各地や東アジアをはじめとする「新しいアートの拠点」を目指す一方、区民の方々をはじめ人々の憩いの場でもありました。

 

 

参考:

新建築2011

http://www.3331.jp

http://www.rist.cst.nihon-u.ac.jp/prsn/paper/3_ssato.pdf

 

 

 

事前課題_kohei TOKUNAGA

 00_自己紹介

 

はじめまして!

九州大学大学院の徳永孝平です。

これから一ヶ月お世話になります。

 


まずは私を参加者として受入れて頂き、ありがとうございます。

 

 

最初に簡単な自己紹介をさせて頂きます。

私は佐賀県に生まれて九州大学を卒業し、現在は九州大学大学院に所属しています。

  

私は「新進気鋭の先輩方や、同世代のライバル達と同じ空間を過ごしたい」と心から想っています。

そこで生みだされる建築への興味はもちろんですが、もっと、その建築をどのような「人」が生み出しているかということに興味があります。

 

私は、初めての人と出会うのが好きです。

 

日本とは全く違う環境に身を置くということは、これから会う人がすべて「初めて出会う」ということだと思っています。

サマプロ期間中は社員さんと真剣に議論ができる関係を築き、同世代の参加者とも互いに刺激ができるような仲間になりたいと思っています。

 

皆様、どうぞよろしく御願い致します。

 

趣味、特技、好きな科目等定番の項目はまた今度書くとして...

今日は建築的な事を紹介します。

 

f:id:kms-2014:20140807011613j:plainB3〜M1のプロジェクト

 

私の中で重要なテーマが2つあります。

 

・建築を構造と一体的に考えること

・建築と社会の接続の仕方を考えること

 

 

建築の「モノ」としての力強さ、美しさ、楽しさと、建築が地域社会と関わっていく「コト」としての重要さを強く意識しているのでそう思っています。

 

建築のありかたは刻々と変化していきます。

常識を疑い、建築や都市の新しさについて考えつづけたいと思っています。

 

 

01_課題の概要

 

 

それでは事前課題の報告です。

身近なコンバージョン事例ということで

私は九大のキャンパス付近で、しかも九大生が地域社会に入り込んで

用途転換、設計、施工をした事例についてフォーカスしました。

 

九州大学・九州大学大学院の学生達(糸島空き家プロジェクト)によって

2012年に福岡県糸島市の古民家の長屋門を

地元商工会と学生の交流を目的として

コワーキングスペースへと改修した事例です。

 

f:id:kms-2014:20140806221559j:plain外観/南側_after

f:id:kms-2014:20140807035815j:plain 外観/南側_before

 

 

02_敷地について

 

 

九州大学のキャンパスが糸島市に移転し、低容積から高容積の街へと日々変化しています。

キャンパスは平成30年に完全移転する予定で、この状態はこれからも続いていくと予想されます。

大学が地域を経済的に活性化させている事実とは裏腹に、残念ながら地域のコミュニティに対しては積極的な関係を築けていません。地域と学生を本当の意味で接続し、この地域特有の「空き家」というコンテクストで学研都市としての新しいまちづくりを

推進しようとしたところにこのプロジェクトの面白さがあると思っています。

 

 

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敷地は福岡県福岡市西区元岡です。

余談ですが福岡県からは東京よりも上海への方が近いんです!

航空券を予約した時にびっくりしました。1時間で着くんですね。

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これぞキャンパスのお膝元。

九大学研都市駅とキャンパスの間に位置しています。 

 

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キャンパスは山を切り開いて計画されています。

上空から見れば敷地からキャンパスへは直接アプローチできそうできそうですが

実際は山に遮られ視覚的にも繋がっていません。

周辺環境とのスケールの違いが分かりやすいですね。

 

 

03_基本データについて

 

 

 基本的な仕様は下記の通りです。

古民家の長屋門の改修・用途転換ですので比較的規模が小さいプロジェクトです。

 

名称/ Co-working cafe がやがや門

竣工年/ 2012年

設計担当/ 糸島空き家プロジェクト

敷地面積/ 87.2㎡

建築面積/ 248.1㎡

延べ床面積/ 131.5㎡

建ぺい率/ 35.2%

容積率/ 53.0%

緑化率/ 11.2%

駐車台数/ 2台

 

 

04_空間について

 

 

構造体はほとんど既存のまま残しています。

コストの影響が大きかったと思います。

しかし低コストの厳しい条件下でも、外観は漆喰や焼き杉で土壁を補修し記憶を継承するように美しく甦らせています。(冒頭の外観before_after)

 

f:id:kms-2014:20140807035926j:plain2階サブスペースA_before

f:id:kms-2014:20140807040008j:plain2階サブスペースA_after

 

長屋門の空間特性を活かした断面計画を行っている点は大きな魅力です。

特に2階は天井高がかなり低い。

 

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メイン土間空間_before

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メイン土間空間_after

既存の構造体は残していますが、木材にはウォルナット系の塗料で落ち着いた印象にまとめてます。

また採光のために部分的に窓をあけたことも効いてますよね。

 

照明については梁下に計画。

低コストながらレール付きの照明はカフェ主催のイベントによって人の増減が激しいメインの土間空間に対して非常に効率的です。

 

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2階サブスペースA,B_before

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 2階サブスペースA,B_after

 

2階部分は、土壁を除いて連続した空間としつつ床レベルを断続的に変化させ、それによって空間の用途をゆるやかに規定しています。

これは伝統的な和風建築での床への関心に通じるところがあります。

 

真摯に建築自体の魅力を活かした非常に好感のもてる設計です。

 

 

05_業態について

 

 

糸島空き家プロジェクトは学生の手による空き家再生サークルです。

糸島を楽しみたい、実際に建築を建てることができるというモチベーションで学生は活動し、研究助成金や研究委託等で資金を集め、自らの金銭的な利益は生まずに余剰ストック活用していっています。

学生はこれ以上ない勉強の機会として捉え、空き家のオーナーや行政側も低コストで余剰ストックを活用できるというwinwinの関係性を築いています。

 

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彼らは糸島の空き家を利用して、 学生による糸島らしい暮らし方を考えています。

①学生の実践的教育

②空き家活用

③学生の新たなライフスタイルの提案

④地域を愛する人を一人でも増やす 

 

 ※HPを参考_https://sites.google.com/site/itoyaproject2011/

 

 

06_室面積と寸法について

 

 

 長屋門の門型ヴォリュームという大きな空間特性があります。f:id:kms-2014:20140807001426j:plain1階はインテリアが2分割されています。

1階西側には地域との接続拠点である土間空間を最も大きく33.6㎡で計画しています。

 

動線については規模は小さいですが

・門をくぐって母屋で営業している個人塾へ行く学生

・カフェの利用者

・カフェの営業者

で分離しています。

 

一方で2階は一体的で長方形平面をしていますが、

床のレベル差によって1階のグリッドを参照し、三分割の空間構成としています。

土間の天井高は2,635mm、和室の天井高は1,350mmと

狭い空間に積極的に強弱を与えています。

 

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断面計画では、人の集まり方を注意深く考えています。

立ち寄る、雑談する、会議をする、休憩する、等様々な集まり方に対応できるようにしています。

 

土間空間メインスペース/開かれた場所でカフェとして、くつろいでも、勉強してもいいような空間

サブスペース/ソファもあり、時には隠れ家のような場所になってます。小さな会議にも使われています。

休憩スペース/畳敷きで、天井の低い、屋根裏のような場所です。寝転んだり、雑談したり自由に使うことができます。

 

 

07_まとめ

 

コンバージョンには建築の記憶と地域の愛着を継承する必要があること。

またそれには地域を巻き込んでいく大きな可能性があることを感じました。

このことは規模の大小に関わらずに言えることだと確信しています。

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08_リンク

 

下記にがやがや門を計画した「糸島空き家プロジェクト」コワーキングカフェを運営している「コワーキングカフェがやがや門」 のFacebookページです。

彼らの活動を是非ご覧になってください!

 

糸島空き家プロジェクト:https://www.facebook.com/itoyaproject

コワーキングカフェがやがや門:https://www.facebook.com/KowakingukafeGayagayaMen

 

 

P.S. 資料を提供頂いた糸島空家プロジェクトのみなさんありがとうございました。

 

 

サマプロ©2014のテーマと事前課題について

テーマ「上海クリエイティブコンプレックス」

 サマプロ©2014のテーマを「上海クリエイティブコンプレックス」としました。

フィールドワークから最終成果物に至るまでこの一貫したテーマの基プログラムを作成しました。

リサーチを通して、コンバージョン手法やスケール等の分析から「上海らしさ」を発見して頂きたいと思います。

 

事前課題「身近にあるコンバージョン建築リサーチ」

そこで、サマプロに参加する前に、コンバージョン建築についての理解を深め、サマプロ期間中の活動に活かして頂くことを目的とした事前課題を設けました。


参加者にそれぞれの身近にある、「コンバージョン建築」について調査・分析を行い、以下の内容を盛り込みながら自由な視点でまとめた内容をブログで報告をして頂きます。

  • 概要
  • 分布図(周辺分析)
  • 基本データ
  • (名称、竣工年、設計事務所、デベロッパー、設計院、敷地面積、建築面積、延べ床面積、建ぺい率、容積率、緑化率、駐車台数)
  • 写真(ビフォーアフター)
  • 設計手法分析
  • MD分析(業態)
  • 通路寸法分析(天井高さ)
  • 室面積分析
  • 動線分析(人流、交通、消防)
  • 照明分析(意匠)
  • 素材分析(外装、公共部内装、ランドスケープ)

(※上記内容は製作の過程で止むを得ないことによりすべてを満たさない場合があります)

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大学、研究室紹介/山本麗奈

 

こんにちは

 

ようやく、ビザも無事にとれて一安心しています。

 

荷造りはまだトランクさえあけてません・・・

 

いつも前日に慌てて詰め込むタイプなので今回は計画的にしたいです。

 

 

 

 

 

さて、今回は研究室の紹介と言っていましたが、まずは私の大学について紹介しようと思います。

 

 

 

去年のサマプロ生の中に同じ大学の林さんもブログで紹介しているのでぜひみてみてください!

 

 

 

□新習志野キャンパス(学部1、2年生)

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f:id:kms-2014:20140731112730j:plain全体

f:id:kms-2014:20140731112736j:plain並木道

f:id:kms-2014:20140731112845j:plain図書館

 

 

 

□津田沼キャンパス(学部3年生〜)

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f:id:kms-2014:20140731112622j:plain全体

f:id:kms-2014:20140731112640j:plain通用門

国土の歴史的景観に寄与している”として、1998年に国の登録有形文化財に指定されました。

 

 

 

 

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キャンパス間はバスで15分程度の距離にあります。

 

新習志野キャンパスは便があまり良くなかったですが、海が近く自然が多くて大学のキャンパスというイメージで、

 

津田沼キャンパスは都心に近く、20階まである高層の建物があり、最近は緑が増えてきましたが キャンパスというよりはオフィスビルというイメージがあります。

 

 

□スカイツリータウン(R)キャンパス

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私はまだ行ったことないですが、研究活動を通じて生まれた先端技術を応用した体感型アトラクションゾーンで、ロボット技術から惑星探査プロジェクトまであるみたいです。

 

 

また、

 

最近うちの大学にマスコットキャラクターが誕生して、チバニーという

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日本で流行のゆるキャラですねw

 

なかなかユニークな学校です。

 

 

 

 

ではでは、研究室の紹介をします。

 

 

私は今村創平研究室で、去年の9月からこられた先生で、今年から研究室を持ちました。

 

なので、1期生です。

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1期生ってなかなか大変で

 

 

最初は机すらなく、全てが初めてで不安だらけでした。

 

しかし

 

あれが欲しい、こうしようなど皆で決めていくという感じで研究室ができていくのが楽しいです。

 

 

メンバーはM1が早稲田大学から1人とB4が9人

みんな個性的な人達で大好きです。

 

 

今村先生は歴史意匠系で、国際的な方です。

私が今村研に入りたいと思った理由もここにあります。

 

 

 

研究室の場所は

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4号館で、最近できた建物に研究室が入っています。

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研究室内は土足厳禁で廊下に下駄箱があります。

 

 

卒業設計をする人は1号館の製図室の一角にも今村研ブースがあり、今はほぼ私が使ってますw

 

 

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製図室での私のデスクです。

見ての通り、散らかり癖があるので

ちょっと整理する技術を身につけたいなと思っています。汗

 

 

 

 

基本ゼミはゆるゆるなんですがw

 

月に1回Global evenungという国際的なことを知る公開ゼミがあって

 

先生がゲストを招待して

 

他の研究室の人、違う学年の人、皆で

 

お酒とおつまみを食べながらレクチャーを聞いたり、質問したりします。

 

 

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この前はノルウェーの建築家のSkaiaaさんが来てくれました。

 

 

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国ごとに特徴があってとても勉強になります。

 

 

 

 

ゼミ旅行はサマプロが終わった1週間後に韓国ソウルにいきます。

私は韓国3回目になりますね・・・

 

 

普段は

飲食店のバイトを掛け持ちで働いています。

声がかかれば隈事務で働いています。

 

 

この前、友達とコンクリートを打つ遊びをしました。

 

私の作品は左下でベンチを作りたかったんですが

まだまだだめですねw

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といった感じの学生生活をしています。

 

 

 

 以上で私の紹介を終わります。

 

 

 

次は宿題のコンバージョン建築についてを投稿します。

出身地/山本麗奈

 

 

昨日は3年生の外部講評会がありました。

 

課題は『美術館』と『小学校』です。

外部講師に小泉雅生さん、前田圭介さん、安原幹さん、一色ヒロタカさんが来ていただきました。

 

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色々な考え方があり、刺激を受けました。

1年前が懐かしく、当時悔しい思いをしたのでもう1回やりたいと思いました。

 

 

 

 

さて、今回は私の育った奈良県について紹介したいとおもいます。

 

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奈良と言えば

 

大仏、鹿といったイメージだと思います。

 

 

 

よく聞かれるのが

 

『どこにでも鹿がいるの?』

 

と聞かれますが、鹿がいるのは奈良公園周辺くらいですね。

少なくとも私が住んでいた場所にはいなかったですw

 

 

 

奈良県は、日本の都道府県の一つで、本州中西部、紀伊半島内陸部、近畿地方の中南部に位置する県です。

令制国の大和国の領域を占め、県庁所在地は奈良市。北西部の盆地部を除き、険しい山々がそびえています。都道府県面積は全国で8番目に狭く、内陸8県では最も狭いようです。

また、古代より多くの都城が置かれたことから「日本の故郷」とされています。2010年には平城遷都1300年記念事業が県内全域で開催されました。

 

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気温

県内は典型的な盆地気候であり、夏場はかなり蒸し暑い!!

また最高気温25°C以上の夏日は奈良と五條がほぼ全日のうち60日間となっており、県内では最も多いです。

冬の寒さはどの地域でも厳しいく、近畿地方全体でも一、二を争うほどで、十津川では日本海側の豊岡よりも寒くなる日もあります。

一般に寒いと言われる京都盆地よりも、奈良盆地のほうが冬場の平均気温は低いです。

 

 

私が住んでいたのが葛城市という場所でした。

 

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― 市 / ― 町 / ― 村

 

葛城市の風景

家を出ると葛城山が目の前に広がっていてこの山を超えると大阪です。幼稚園、小学校では登山しました。

 

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奈良は修学旅行で大体の人は行くと思います。

私も小学5年生から東京に引っ越したので、中学校の修学旅行は奈良京都でしたw

 

 

ということで、地元の神社を紹介しようと思います。

 

 

・脇田神社

私の家の隣にあり、小さい頃はよく駆け回って遊んでいました。

この神社は小さいのですが昔はすごかったみないで、よく研究会らしき団体が訪問しにきていました。

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調べてみると

鳥居前に建てられた「天満宮」の社号標から、かつては菅原道真を祀った神社です。

境内の鳥居の側に地光寺東塔の心礎と思われる礎石があり、その中央に円形柱座があります。

脇田神社の御祭神は天照大神、天児屋根命、市杵島姫命、菅原道真です。梅の神紋からも菅原道真を祀る神社であることが分かります。

 

 

 

 

・橿原神宮

ここは何かと思い出がある場所で、七五三、書き初め、初詣など大切な行事ごとに訪れていました。

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第一鳥居を超えると、正面に広大な表参道が広がっています。

歩みを進めるたびに細かな砂利がサクッサクッと小気味よい旋律を刻み、深い緑陰がやさしく迎え入れてくれます。

 

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百メートルほど歩くと神橋広場につきます。

南北に流れる宮川に架かる神橋は、少し弧を描いた反橋で、第二鳥居を背景に鈍い灰色に石肌を光らせる美しい形の橋です。

第二鳥居を超えると表参道はここから主道の一線となり、両側の樹木がより濃くより豊かに迫ってきます。

歩みを進めると、前方には南神門広場がゆったりと広がっていることに気がつきます。

左手には手水舎、右手には南神門がその威容を見せております。

門をくぐると北正面には北神門が見え、前方左よりに畝傍山を背にした入母屋造の外拝殿を望むことができます。

外拝殿の石段を昇ると正面には外院斎庭が広がっており、その正面に内拝殿が見えます。屋根越しに幣殿の千木・鰹木が金色に輝いています。

本殿は元京都御所の賢所で、重要文化財に指定されています。

 

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外拝殿から退出し南神門の方へと進むと右手には、美しく気品のある神楽殿を見ることができます。

そのまま南神門を通り抜けると、目の前には静かな水面が広がる深田池の全貌を望む場所へと到着します。

そこから左に道をとり少し行くと祈祷殿があり、そのまま進むと右手には橿原神宮廳(社務所)と貴賓館が並んでいます。

 

その隣には披露宴などが執り行われる橿原神宮会館が、そして奥には重要文化財にも指定されている文華殿があります。

橿原神宮の16万坪の境内は神々しいまでの森厳崇高な雰囲気を漂わせています。

 

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また、現代的アートな活動もしていて

 

橿原神宮ライトアップ 「光の伝説」  2012.04.02~07

 

近鉄橿原神宮前駅中央口から優しく温かいキャンドルが会場へと誘います。

鳥居、表参道、南神門をライトアップし、

南神門前、外拝殿では幻想的な映像演出を行います。

 

橿原神宮外拝殿をキャンバスにみたてた音楽と映像のファンタジーショーは圧巻です。

外拝殿での映像照射は初めての試みです。

天空に放たれたサーチライトが春の夜空を照らします。

 

 

 

小さいときから神社や古墳が身近にあったことは、今思えば珍しい環境だったんだなと感じます。

自然も多く、学校帰りは田んぼのおたまじゃくしやかえるつかみをしたり、暗くなるまで遊んでいました。

休日もお父さんと双子と山のふもとの川で遊んだり、周辺を探検して遊んだりしていました。

    KANA           RENA

今ではなかなか体験できない貴重な時期で楽しかったです。

 

 

 

 

 

 

といった感じでしょうか。

 

次回は私の研究室の紹介をしようと思います。